飛行機予約のこんな変化
世界の航空界の競争が激しくなるなかで、AFは資金の枯渇で新規投資が難しい状況になっている。そのため、市場のシェアは他社に侵食され、プライドを捨てて他社との提携に乗り出している。
独自に積極経営を進めていくほどの資金がなく、他社の営業協力を得ながら、再建を進めていく考えだ。米国路線ではA航空と包括的な提携を行なっているほか、カナダではAK、日本路線ではJとの提携を深めている。
昔から路線網は世界でも最大級で、108ヵ国223都市に就航。アフリカ路線の充実が特徴。
パリではD空港にTGVを引き込み、AFのターミナルから直接乗り込んで、国内ばかりかブリュッセルなど欧州主要都市へ新幹線鉄道で行ける。従業員3万8800人(世界9位)。
保有機185機(11位)。実績は旅客数3350万人、有償旅客638億人/キロ、貨物2億トン/キロ、営業収入10億7000万ドル(グループ)、営業利益4億ドル。
民間航空を強化するために制定された「商業航空法」にもとづいて、1933年に5社が合併して誕生した。5社とはAU、AO、SGTA、CINDA、APだ。
SGTA社は航空機メーカーのF社が創設した世界最初の国際線の運航会社で、パリ‐ロンドン間を飛んだ第1便は爆撃機を改造した機体で乗客は20名、時速は145キロだった。温かい機内食のサービスを始め、さすが「グルメの国のエアライン」と評判を呼んだ。
APの前身のR航空は、『空を耕す人々』でも有名になったサンテグジュペリがパイロットとして働いていた。AFに引き継がれた「ヒッポカンボス」(海馬)のロゴマークを使用していたAO(オリエント航空)は、中近東からアジアヘの路線を運航していたエアラインであった。
AFとしての再出発後は、急速に路線を拡大し、運航路線網は地球一周を優に越える4万6400キロに達した。戦後に公社A航空、公社M、AB、AOM航空がパリ‐東京線に参入したが、成功せず撤退したため、AFの地位は安泰。
7月からは名古屋に直行便が就航した。現在はノンストップのシベリア上空経由の直行便で大阪と名古屋線はJとの共同運航(A340)。
ノンストップ便の就航以来、各社の欧州便は日本を昼に出発するダイヤが一般的になっているが、AFは深夜の東京発、パリ早朝着のスターウィングを運航している。
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